農林水産省補助事業
産地連携推進緊急対策事業

農林水産省補助事業
産地連携推進緊急対策事業

国産コーヒー豆栽培の産業化を目指し、
徳之島の生産者への支援を拡大

タマネギ生産者との連携風景

味の素AGF株式会社(東京都)

コーヒーを中核として家庭用および業務用の飲料事業を展開。原材料調達か ら商品開発、製造、販売までを一貫して担い、生活者と地球環境にやさしい商 品づくりに取り組んでいます。

  • 事業:飲食料品の製造•販売
  • 従業員数:1,182名(グループ会社を含む)
  • 主な商材:コーヒー、紅茶、お茶、ミルクなど

プロジェクトの概要

海外産コーヒー豆の調達不安定化が進む中、持続 的なサプライチェーン構築を目指して徳之島の生 産者からの調達を計画。自社ブランドでの商品化• 量産化に必要な量と質を実現すべく、生産地に対 して機器導入や技術支援、作業支援を行いました。

本格的な量産に向けて生産•加工のレベルアップを図る

異常気象による生産減少、国際情勢による物流不安、調達価格の 高騰などを背景に、2017年から国産コーヒー豆を使用した商品の 量産化を目指して生産地への種子提供や育苗支援などを実施。こ れにより収穫量は増えたものの絶対量が少なく品質のブレも課題 となっていました。味の素AGFでは、これらの課題解決には生産の 「産業化」が必要と判断。徳之島のコーヒー生産者会に対する精選 設備等の導入支援や栽培工程の人的サポートを行いました。

タマネギの収穫風景
タマネギの選別作業の様子

QCDに関するリスク・対策・成果・サプライチェーンの影響箇所

Quality ~品質リスク~

  • ① 手作業による品質不安定

Cost ~コストリスク~

  • ① 輸入原材料の価格高騰

Delivery ~納期リスク~

  • ① 気候変動•物流遅延による
    輸入停滞
タマネギの収穫風景

対策

  • ① 精選工程の機械化

対策

  • ① 1樹あたりの生産性向上
  • ② 加収穫作業の支援

対策

  • ① 国産生産地の供給量拡大

成果

規格外品等の混入率低減

機械導入によって、黒豆やカビ豆、異物の混入リスクが減少。

標準化による品質安定化

自動選別機の導入によって属人化が解消され、品質のブレが減少。

成果

コーヒー豆買取量の増加

生産能力が100kg/年まで向上し、国産コーヒー豆の商品化へ大きく前進。

成果

国産化比率向上

国内生産者からの調達拡大により、物流遅延などのリスクを抑制。

Quality ~品質リスク~

  • ① 手作業による品質不安定
タマネギの収穫風景

対策

  • ① 精選工程の機械化

成果

規格外品等の混入率低減

機械導入によって、黒豆やカビ豆、異物の混入リスクが減少。

標準化による品質安定化

自動選別機の導入によって属人化が解消され、品質のブレが減少。

Cost ~コストリスク~

  • ① 輸入原材料の価格高騰
タマネギの収穫風景

対策

  • ① 1樹あたりの生産性向上
  • ② 加収穫作業の支援

成果

コーヒー豆買取量の増加

生産能力が100kg/年まで向上し、国産コーヒー豆の商品化へ大きく前進。

Delivery ~納期リスク~

  • ① 気候変動•物流遅延による
    輸入停滞
タマネギの収穫風景

対策

  • ① 国産生産地の供給量拡大

成果

国産化比率向上

国内生産者からの調達拡大により、物流遅延などのリスクを抑制。

対策と成果

Quality

精選工程の機械化によって品質を安定化

精選機械の導入

収穫量増加に伴なって生産者の作業負荷も増加したことで、手作 業によるピッキング作業などに対応不足が発生。石抜き機や色彩選 別機の提供や品質管理に関する指導などを実施し、欠点豆や異物 混入の発生リスク低減や標準化による品質安定化を目指しました。

タマネギの選果作業
タマネギの収穫作業

成果

  • 手作業によるピッキングを機械化し、黒豆、カビ豆、欠け豆、異物の混入率を低減
  • 熟した豆を手作業で精選する工程を機械化したことで品質が安定化

Cost

樹と農園のポテンシャルを高めて生産量を増加

1樹あたりの収穫量向上

海外生産地からの技術者招致、沖縄の農園等の視察などを実施 し、枝の剪定や施肥タイミングなどを改善。県の農業試験場での検 証なども重ねなながら生産地の気象条件に適した栽培方法を研究 することで、コーヒーの木1樹あたりの収穫量を向上させました。

収穫作業の支援

人手不足や生産者の高齢化によって熟したコーヒー豆の収穫が間 に合わないという課題に対して、味の素AGF社員を派遣して収穫 作業を支援(10名×4回程度)。機会損失を軽減させることでコー ヒー豆の収穫量増加を図りました。

成果

  • コーヒー豆買取量の増加

令和6年度:0kg/年⇒令和7年度:100kg年(予定)

Delivery

南西諸島全体を視野に生産の産業化を構想

国内生産地の供給量拡大

徳之島をはじめ南西諸島の様々な地域でもコーヒー豆生産の産業化を進めること で、国内調達比率を増やし、物流遅延などのリスクを抑制。現状の技術指導を継続す ることで、徳之島では600kg/30aまで生産量を増やせると見込んでいます。また、目 標達成までの期間は、農園体験などのグリーンツーリズムとの連動も推進し、生産者 がコーヒー豆の収穫以外でも収入を得られる道を模索していく予定です。

タマネギの収穫作業

成果

  • 取扱量における国産化比率向上

目標:年間取扱量の10%

今後の展望

国産コーヒー豆のブランド化を目指す

コーヒー豆栽培を地域全体の主要産業に

他の島々にも栽培指導などの支援を拡大し生産量を増やすこと で、「島コーヒー」のブランド化および地域の主要産業化を目指す。

産地の情報を営業活動に活用

社員教育の場として現地視察などの機会を増やすことで、コーヒー 生産に関する知見を増やし、営業力強化に活かしていく。

キャベツ畑の風景
農作業の様子
成功の
秘訣
  • 「島の主要産業化」という未来像を生産者と共有した上で、実現に向けた目標と道筋を提示。その道筋 に沿って、生産者や公的機関などの協力も得ながら試行錯誤を繰り返し、「地域の環境に適した栽培方 法の探求•実践」を続けたことが生産量や生産効率の拡大につながりました。
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