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産地連携推進緊急対策事業
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「おいしさと健康」を追求する食品メーカー。佃煮「ふじっ子煮」や煮豆「おまめさん」を中心にヨーグルトや惣菜も展開しており、昆布製品は量販店で売上トップクラスを誇っています。
北海道産コンブの需要が堅調に推移する一方、温暖化や高齢化によって生産量は大幅に減少しており、主力商品の販売量を制限する事態も発生。生産地の現状から生産作業の効率化が必須であると認識し、種苗提供や冷凍状態での調達などの施策を進めました。
フジッコの事業にとって必要不可欠な国産コンブは、海水温上昇に伴う生産量や品質の低下や生産者の高齢化•廃業者の増加によって調達が不安定化しています。同社では、この状況を打開するには「温暖化対策」と「生産地の労力軽減」が必須であり、そのためには従来型の生産•製造方法の見直しが必要と判断。生産者に対して新たな養殖方法の普及を行ったほか、自社においても冷凍状態のコンブ調達を増やす(生産地での乾燥作業を省く)ことで、国産コンブの調達安定化および事業の持続性向上に取り組みました。
高水温の影響を受けづらくなり、コンブの厚みなどの品質が安定。
当日冷凍で品質を維持。本来の味•食感を活かした商品開発も進行中。
種苗打込機の貸与などにより、養殖施設1基あたり約7時間短縮。
コンブ養殖の生産性を高め、生産者の経営規模拡大や利益増に貢献。
高水温の影響を受けづらくなり、コンブの厚みなどの品質が安定。
当日冷凍で品質を維持。本来の味•食感を活かした商品開発も進行中。
種苗打込機の貸与などにより、養殖施設1基あたり約7時間短縮。
コンブ養殖の生産性を高め、生産者の経営規模拡大や利益増に貢献。
温暖化対策として新しい養殖方法を提案
海外での成功事例などを参考に、あらかじめ20~30センチまで育てた種苗を北海道で最大の生産地へ提供。大型の種苗は高水温等へのストレス耐性が高いため、品質(コンブの厚みなど)が向上したほか、間引き作業の工数削減にも繋がりました。
従来は乾燥コンブの調達がメインでしたが、生産者の作業負荷軽減のために冷凍コンブの仕入れ量を増加。コンブは冷凍しても品質の低化が起こりづらく、生に近い風味や食感などを活かした新商品の開発も進めています。
作業を合理化し、生産者の負荷を軽減
種苗打込作業の機械化、自社スタッフによる種苗打込•間引き作業の支援、冷凍状態でのコンブ調達などによって作業負荷や労務コスト(繁忙期の臨時雇用費など)を軽減し、小規模生産者でも継続可能な生産基盤を整備。機器•資材の提供コストや冷凍コンブの輸送コストに関しては、既存商品の販売拡大、新商品の発売、工場稼働率の上昇などによって吸収できると試算しています。
養殖事業の維持•拡大に繋がる仕組みづくり
新たな養殖方法や機器導入によって生産者の作業負荷軽減や収穫量向上が進んだことで国産コンブの調達が安定化。今回の取り組みの成果を基にさらなる生産地支援を検討すると同時に、冷凍コンブを使用した商品試作も積極的に進めることで、原材料の安定確保と使用量増加を目指す予定です。
コンブの生産能力と使用量の増加
冷凍コンブ生産能力 実施前:5t/年⇒実施後(3年後):20t/年(予定)
国産冷凍コンブ使用量 令和6年度:1t/年⇒令和9年度:5t/年(予定)
海外事例の共有や買取強化などを続けることで生産者の技術的•心理的な壁を取り除き、コンブ養殖の生産性向上と追求。
和食文化におけるコンブの価値や可能性、消費者ニーズなどを生産者に共有し、生産意欲の維持•向上へと繋げていく。
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