農林水産省補助事業
産地連携推進緊急対策事業

農林水産省補助事業
産地連携推進緊急対策事業

国産原材料を用いたプレミアム商品で、
調達リスク回避と収益向上を両立

タマネギ生産者との連携風景

株式会社風讃社(東京都)

スイーツ専門メディアの運営から派生して自社ブランドの洋菓子等の製造•販 売事業を開始。自社メディア運営で培った市場•業界に関する知見を活かして 様々な独自商品を開発し、駅•空港•百貨店•ECサイトなどで販売しています。

  • 事業:食品の製造•販売
  • 従業員数:17名
  • 主な商材:菓子、ケーキ、パンなど

プロジェクトの概要

輸入原材料の調達コスト高騰や物流遅延が深刻化 する中、経営安定化のために国産原材料の使用量 増加を計画。沖縄県の生産者との連携による調達 安定化や、国産原材料を用いた高付加価値商品の 増産体制の整備を進め、収益向上を目指しました。

輸入依存からの脱却を目指して国内調達ルートを開拓

風讃社では原材料の90%が海外産でしたが、為替変動や市場価 格の高騰、物流停滞などの調達リスクが深刻化したことで国産原 材料への切り替えを計画。海外生産が一般的なスイートコーンと パッションフルーツを国内生産している沖縄県の生産者に着目し、 種苗や生産機械の提供、栽培指導等を行い生産量拡大に取り組 みました。また同時進行で国産原材料の特性に合わせた製造体制 の整備や「沖縄県産」を前面に出した新商品の開発•増産体制も構 築しました。

タマネギの収穫風景
タマネギの選別作業の様子

QCDに関するリスク・対策・成果・サプライチェーンの影響箇所

Quality ~品質リスク~

  • ① 輸入原材料の品質不安定
    (アレルゲンの混入など)

Cost ~コストリスク~

  • ① 調達コストの増加

Delivery ~納期リスク~

  • ① 国際物流の遅延による調達不安定化
  • ② 産地の人手不足による供給力不足
タマネギの収穫風景

対策

  • ① 国内生産地の開拓•支援
  • ② 国産原材料(高糖度•高水分)に対応した製造体制の再整備

対策

  • ① 機械化による生産性向上
  • ② 高付加価値商品の開発•製造

対策

  • ① 国内生産地への支援
    (種苗や機械の提供など)
  • ② 新商品の販売促進強化

成果

高品質な原材料の安定確保

栽培指導等によって味や鮮度、安全性に優れた作物の生産数が増加。

国産原材料に適した製造•保管体制の確立

製造設備•体制の見直しや冷蔵庫導入によって製造ラインを最適化。

成果

人件費の抑制

機械導入によって生産性を高め、生産•製造に要する人的コストを抑制。

収益性の向上

高付加価値商品の製造•販売を強化することで売上•収益を増加。

成果

生産量の増加

種苗•機械の提供や全量買取契約によって作物の生産量が増加。

国産原材料の使用量増加

国産原材料を用いた新商品の販売拡大によって、輸入依存度を軽減。

Quality ~品質リスク~

  • ① 輸入原材料の品質不安定
    (アレルゲンの混入など)
タマネギの収穫風景

対策

  • ① 国内生産地の開拓•支援
  • ② 国産原材料(高糖度•高水分)に対応した製造体制の再整備

成果

高品質な原材料の安定確保

栽培指導等によって味や鮮度、安全性に優れた作物の生産数が増加。

国産原材料に適した製造•保管体制の確立

製造設備•体制の見直しや冷蔵庫導入によって製造ラインを最適化。

Cost ~コストリスク~

  • ① 調達コストの増加
タマネギの収穫風景

対策

  • ① 機械化による生産性向上
  • ② 高付加価値商品の開発•製造

成果

人件費の抑制

機械導入によって生産性を高め、生産•製造に要する人的コストを抑制。

収益性の向上

高付加価値商品の製造•販売を強化することで売上•収益を増加。

Delivery ~納期リスク~

  • ① 国際物流の遅延による調達不安定化
  • ② 産地の人手不足による供給力不足
タマネギの収穫風景

対策

  • ① 国内生産地への支援
    (種苗や機械の提供など)
  • ② 新商品の販売促進強化

成果

生産量の増加

種苗•機械の提供や全量買取契約によって作物の生産量が増加。

国産原材料の使用量増加

国産原材料を用いた新商品の販売拡大によって、輸入依存度を軽減。

対策と成果

Quality

沖縄県産原材料の特性を最大限に活用

国内生産地の開拓

糖度や風味に優れ、異物リスクも少ない原材料を高鮮度のまま調 達できるルートして沖縄県の生産者と栽培契約を締結。施肥や病 虫害除去などの指導も行うことで、高品質なスイートコーンとパッ ションフルーツを安定的に確保できる体制を構築しました。

国産原材料に対応した製造体制の再整備

沖縄県産の原材料の糖度や水分量に合わせて、従来の設備や製 造体制を再整備。また、スイートコーンの保管用に冷蔵庫を新規導 入し、アレルゲンのコンタミネーションを防止したほか、温度管理を 徹底することで鮮度や糖度の維持も可能になりました。

成果

  • 海外産では難しい「高鮮度」な原材料調達を実現
  • 小麦などの夾雑物によるアレルゲンコンタミネーションリスクの低下
  • 栽培指導によって原材料の品質を安定化(傷果率を20%削減予定)

Cost

生産•製造の効率化で人件費を圧縮

機械化による生産性向上/ 高付加価値商品の販売強化

生産地への機械提供や製造ラインの刷新によって生産•製造に要する人件費を圧縮し、輸入原材料とほ ぼ同じコストでの製品製造を可能にしました。また、工場の稼働率上昇によって、同じ人件費でもより多く の商品の製造が可能となり収益性が向上。さらに、国産原材料という付加価値を活かした高収益商品の 販売拡大も予定しており、今回の事業への投資は約2年間で回収できる見込みです。

加工用タマネギの出荷作業

成果

  • 生産地との全量買取契約により、調達価格を安定化
  • プレミアム商品を含む製造•販売数の増加によって収益が向上(収益見込:1,610万円/年)

Delivery

「沖縄県産」の付加価値を前面に出して販売を拡大

生産地支援による収穫量増加

種苗提供による品種統一、農業機械貸与による生産効率改善、全 量買取保証による経営安定化などの支援を実施し、スイートコーン とパッションフルーツの生産能力が向上。これにより収穫精度の向 上と歩留まり率の改善(5~15ポイント)が見込まれています。

新商品の販売促進強化

「沖縄県産」という付加価値を前面に出した商品開発や販売プロ モーションを実施するほか、インバウンド需要が見込める駅や空港 での積極展開も推進する予定。これらの新商品の販売数増加に よって輸入原材料依存度を90%から65%以下に抑制する予定です。

成果

  • 国産原材料の使用量増加

スイートコーン 導入前:0t/年⇒導入後:10t/年(予定)
パッションフルーツ 導入前:0個/年⇒導入後:6,000個/年(予定)

今後の展望

事業拡大によって地域振興に貢献

さらなる生産能力向上

最大の課題であった産地の「人手不足」の軽減に続く支援策とし て、現地での生産体制強化(加工•冷凍設備の導入など)を構想中。

沖縄県産原材料のブランド化

さらなる新商品開発や販売促進、他の原材料への水平展開によ り、沖縄県産原材料のブランド化を図り、現地と二人三脚で事業を 拡大。

キャベツ畑の風景
農作業の様子
成功の
秘訣
  • 産地支援の専門家と連携して様々な生産者との対話を重ねる中で、生産者の経営安定化が必須課題 と認識。3年間の全量買取契約を締結し、安定供給への道筋を整えました。また機械化よる生産•製造 の人件費圧縮も、調達コスト増加に伴なう利益圧迫への対策として有効でした。
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