農林水産省補助事業
産地連携推進緊急対策事業

農林水産省補助事業
産地連携推進緊急対策事業

桜花•桜葉のサプライチェーン再設計と
生産ライン強化で増産体制を整備

タマネギ生産者との連携風景

山眞産業株式会社花びら舎(愛知県)

菓子やパンに用いる桜花•桜葉の加工製品を筆頭に、ミントやバラ、青シソ などのパウダー、果実のピューレなどを主に業務用に提供。主力商品の桜 花•桜葉素材は、大手の菓子メーカやパンメーカー等に採用されています。

  • 事業:製菓・食品材料の製造販売
  • 従業員数:40名
  • 主な商材:桜花•桜葉加工素材、ハーブ素材、地産果実製品、寒天

プロジェクトの概要

国産の桜花•桜葉に対する需要増加やニーズ多 様化に対応すべく既存製品の増産および新商品 等の製造体制強化を計画。生産地への若木提供 による原材料の調達量増加や、自社工場の機器 設備強化による生産能力向上に取り組みました。

市場ニーズへの対応力不足によって機会損失が発生

桜の花や葉のパウダー、ペーストは桜餅やアンパンなどに用いら れ、近年、需要が増加しています。その一方、生産地では高齢化や 気候変動によって生産量の減少や価格上昇が発生しており、新た なサプライチェーンの構築が必要となりました。これらの課題への 対策として山眞産業では、産地支援による桜花•桜葉の生産数増加 を実施。さらに、新たな設備機器導入によって多数かつ多様なニー ズへの対応力を高め、桜花•桜葉を用いた各種製品の市場供給力 を向上させました。

タマネギの収穫風景
タマネギの選別作業の様子

QCDに関するリスク・対策・成果・サプライチェーンの影響箇所

Quality ~品質リスク~

  • ① 温暖化による品質低下
  • ② 人手不足による作業品質低下
  • ② 加工時の微生物増殖リスク

Cost ~コストリスク~

  • ① 閑散期の人員余剰

Delivery ~納期リスク~

  • ① 需要過多による供給力不足
  • ② 多品種生産体制の構築困難
タマネギの収穫風景

対策

  • ① 新規生産地の開拓
  • ② 技術指導
  • ③ 選殺菌•衛生管理の高度化

対策

  • ① 年間を通じた作付け

対策

  • ① 生産ラインの能力向上

成果

天候不良リスクの分散

気象条件の異なる場所での栽培を支援し、不作リスクを軽減。

製品の安全性向上

作業指導や新規設備導入によって、菌の増殖や異物混入リスクを抑制。

成果

作業の年間平準化

農閑期が減り、年間を通じた販売収入の確保が可能に。

雇用の維持•向上

安定雇用が可能になり、人材の不足や定着などの課題解決に寄与。

成果

従来製品の増産

ニーズが高まっている桜花•桜葉の生産能力が増大し、機会損失を回避。

少量多品種生産

納入先からの多種多様な要望に対して、柔軟な対応が可能に。

Quality ~品質リスク~

  • ① 温暖化による品質低下
  • ② 人手不足による作業品質低下
  • ② 加工時の微生物増殖リスク
タマネギの収穫風景

対策

  • ① 新規生産地の開拓
  • ② 技術指導
  • ③ 選殺菌•衛生管理の高度化

成果

天候不良リスクの分散

気象条件の異なる場所での栽培を支援し、不作リスクを軽減。

製品の安全性向上

作業指導や新規設備導入によって、菌の増殖や異物混入リスクを抑制。

Cost ~コストリスク~

  • ① 閑散期の人員余剰
タマネギの収穫風景

対策

  • ① 年間を通じた作付け

成果

作業の年間平準化

農閑期が減り、年間を通じた販売収入の確保が可能に。

雇用の維持•向上

安定雇用が可能になり、人材の不足や定着などの課題解決に寄与。

Delivery ~納期リスク~

  • ① 需要過多による供給力不足
  • ② 多品種生産体制の構築困難
タマネギの収穫風景

対策

  • ① 生産ラインの能力向上

成果

従来製品の増産

ニーズが高まっている桜花•桜葉の生産能力が増大し、機会損失を回避。

少量多品種生産

納入先からの多種多様な要望に対して、柔軟な対応が可能に。

対策と成果

Quality

不作リスクの分散と衛生管理の強化

新規生産地の開拓/技術指導

天候不良等への対策として、現行の主産地とは気象条件が異なる 地域の生産者に対して食用桜花の若木を無償提供。また、生産地 にて塩漬け作業に関する衛生指導も実施し、国内および海外の衛 生基準も視野に品質向上を目指しました。

殺菌•衛生管理の高度化

桜葉や果実などをペーストやピューレ、パウダー等に加工する生産 ラインに新たな機器•設備を導入し、微生物増殖のリスクを抑制。桜 葉•桜花の生産に関しては、加工作業の一部を自社工場へと移すこ とで異物混入等のリスクを軽減させました。

成果

  • 天候不良による不作リスクを軽減
  • 海外基準にも適合した衛生品質の実現
  • 製品の安全性向上

Cost

年間を通じた収穫•加工体制づくりを推進

年間を通じた作付け

桜花用の「カンザン」と桜葉用「オオシマザクラ」を一つの生産地で栽培する体制づくりを推進。春から夏 までは桜花の収穫•加工を行い、秋から冬までは桜葉の収穫•加工を行う体制を構築することで、繁忙期 と閑散期の差を抑制し、年間を通じた作業の平準化や人的リソースの有効活用、雇用の安定•促進を目 指しました。

加工用タマネギの出荷作業

成果

  • 期間労働の課題解決と通年での販売収入確保
  • 雇用の維持•向上

Delivery

生産地と市場のニーズを受け止める生産体制

生産ラインの能力向上

桜葉、青シソ、ミント等を加工するためのミンチ機、充填機、ヒート シーラー、乾燥機等を導入して増産体制を整備。また、生産地から 規格外品の有効活用を求められていた地産果実に関しては、皮む きや磨砕器等を導入し、取引先の要望に応じて少量多品種から中 規模生産まで柔軟かつ効率的に製造できる体制を構築しました。

タマネギの選果作業
タマネギの収穫作業

成果

  • 市場ニーズへの対応力強化

桜葉ミンチ 導入前:約3.3t/年⇒導入後:5t/年(予定)
桜葉パウダー 導入前:約500kg/年⇒導入後:800t/年(予定)。

今後の展望

海外展開も視野に「桜」の食文化を継承

桜を通じた地域振興や海外への文化輸出

「桜」を用いた食文化を全国各地で花開かせるとともに、海外への 出荷などを通じて全世界に発信•普及させていくことを構想中。

自社の取り組みを未来の農業のモデルケースに

製造事業者の農業への参入や農業の株式会社化など、未来の農 業のモデルケースとなる取り組みを積極的に推進していく予定。

キャベツ畑の風景
農作業の様子
成功の
秘訣
  • 耕作放棄地の有効活用や単価固定での全量買取などのメリットを提示し、新規生産地を開拓。増産に 向けた新規機器導入に関しては「生産ラインの稼働率UP」に加えて「桜葉以外の原材料への対応」な ども考慮したことが、規格外果実を含む国産原材料の取扱量増加につながりました。
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