お知らせ
食品産業における環境に配慮した取り組み事例集のご案内(令和4年度 食品原材料調達安定化対策事業による検討成果の公開)
【食品産業の外部環境変化と課題】
農業および食品産業では、気候変動による作物の量・質の低下や環境負荷低減、災害リスクへの対応、世界的な人口増加に伴う食料競争への対応を主なトレンドとして、国内における生産性向上(付加価値向上とコスト低減)、環境資源配慮の強化が求められています。
【食品産業の自然環境リスク低減に向けて】
JMACでは、「農林水産省_令和4年度食品原材料調達安定化対策事業」を受託し、その一環として「国内原料切替に伴う自然環境リスク低減」に向けた食品産業の事例を調査しました。ここで、食品産業における自然環境リスクとは以下のような影響を指しています。
事例紹介では、以下のリスクを起点として生じる影響を低減するための調査企業の事例について、その考え方と合わせて紹介します。
【自然環境リスク低減に向けた2つの対応】
自然環境リスク、特に気候変動によるリスクの低減に向けては、以下の2つの基本的な考え方があり、紹介する事例もそれぞれに位置づけています。
1.適応策:「気候変動による避けられない影響に備えた取り組み」を指し、気候変動により供給量や原材料品質の低下がみられる調達地からの変更や設計変更などが該当します。
2.緩和策:「温室効果ガス等自然環境への負荷を下げる取り組み」を指し、省エネや脱プラなどが該当します。
【食品産業における環境リスク低減事例の体系】
調査の結果、食品産業の環境リスク低減に向けた事例は、以下の体系としてまとめられます。ぜひ、各社の関心に近い項目から事例集で紹介する内容を確認いただき、実践につなげていただければと思います。
食品産業における環境に配慮した取り組み事例集
【食品産業における環境リスク低減取組の優良事例】
ここでは、各企業ごとの環境リスク低減取組の事例を紹介します。各社の取組の体制、取組の目標及び効果などの観点で整理しています。貴社の業界に近い企業の取り組み事例など、各社の関心に応じて活用できるようにしています。
企業別の事例一覧
※実施企業ごとの事例(PDF)を閲覧できます(企業名をクリックしてください)。
●株式会社林原 ※2024年4月よりナガセヴィータ株式会社に社名変更